2004年11月13日

傍観者の病理

ファルージャの掃討作戦は一応成功しているようであるが、結果としてテロリストを拡散させてしまったようだ。オランダ軍も3月に撤退。自衛隊を守る次の軍隊はどこになるのか。軍隊が軍隊に守られるのはそもそも変でしょう。

今回英国ではブレアはブッシュのプードルと言われているらしいが、ニッポンのコイズミはポチでした。そろそろ決断をすべき時期になっていると思いますが、まだブッシュのご機嫌伺いをするのでしょうか。

かくして今回の潜水艦もそうであるが、ニッポンは主権国家ではないことが明らかになるだけ。以前の中国での大使館に脱北者が駆け込んだときと状況はまったく同じ。手も足も出せない。

・傍観者の病理
http://www.kingdomfellowship.com/Ministry/Ron/identity8.html

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今後の日本は教育も経済もニ極分化する。一部の高学歴かつ高額所得者層と、低学歴かつ低所得者層。すでに大学の格付けはそのように分かれている。支配する層と支配される層が明確に色分けられる。いわゆる一億総中流意識はすでに過去の幻想であり、今後は森永先生の言われる年収300万層が大方を占めるようになる。

かくしてパレートの法則(20%の者が重要な80%をカバーする)が適用されるようになる。ちなみにアメリカでは国富の80%を20%の人々が独占しており、年収300万円以下の人々が5,000万人もいる。また文盲率も高い。富む者はますます富み、持っていない者は・・・となる。

下手をすると生きること自体がナンセンス化し、ネットで知り合った人々が車の中で練炭を炊き、一緒に自殺もする。彼らの感受性の方が、もしかすると、正しいのかもしれない。生きることの意義の根幹が問われる時代となる。