2004年07月15日

管氏のお遍路姿に見るニッポンの病理

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管直人氏が自分を見つめなおすために、お遍路の旅に出たらしい。大丈夫でしょうか、この方。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040715-00000025-san-pol

ある意味でエリートで来て、針の穴を通すようなミスで墓穴を掘ってしまい、政治状況にだけでなく、自分自身の心の中に居場所を失っているのでしょう。こういった挫折を知らないエリートが崩れると脆いものです。

方や橋本派の研究会に歯科医師会から1億の献金があり、表に出ていなかったようですが、橋本氏は個人で受けていないと突っぱねています。どうも自民党の老獪さに対して、民主党はじめとする野党のおっぼちゃま化が進行しているようです。

今後のニッポンの政治はますます場当たり的なフラフラ・ヘラヘラしたものになってしまいそうです。前に書きました、クラゲ・ニッポンです。民主政治ではなく、愚衆政治です。

加えて高校生が大挙して大麻を吸っているとか、スポーツでは日本人が大活躍、国民は自分のことだけを考えて、政府に要求するだけ。自分では決して代価を払おうとしない。

地の塩であるべきクリスチャンも聖霊様充満で気持ち良くなって、恵まれることを追求し、自分を捨てることはしたくない。自分がすべての価値観の中心化し、気持ち良くしてくれるセンセイや油注ぎの器を追っかけています。

ローマの末期、パンとサーカスでローマは滅びたと言われますが、そんな匂いが漂ってきています。

試される情緒の国ニッポン

ジェンキンスさんの処遇が問題となっているが、冷静に考えれば、彼は日本人でもなく、アメリカの脱走兵であり、日本に帰る必然性は元々ない。また日本がアメリカに特別な配慮を求めるのも筋が違う。

アメリカは主権国家として自らの法に基づいて判断することができるし、すべきである。彼は病気があるとのことで、日本で治療するようであるが、ここはキッパリと出る所へ出て、しかるべき判断をされ、もしできるならば大統領選で特赦を求めるなどしたほうがよい。

日本はよど号ハイジャック事件では超法規的措置を取って世界の顰蹙を買ったが、本件でも下手をすると越権行為にして脱走幇助罪的な超法規的措置を取ることになる。「赤信号みんなでわたれば怖くない」(たけし)、「青信号ひとりで渡ると怖くなる」(Dr.ルーク)という情緒的価値観のニッポンがある意味で試されている。

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今日の珍言名言:

新潟の洪水で妊婦さんを救助した消防隊員がインタビューに答えて一言:「ぜひ水害に負けない赤ちゃんを産んで欲しいと願っています・・・」。

はてさて、「水害に負けない稲」ならば分かるのであるが、「水害に負けない赤ちゃん」っていったい・・・?

(こんなところで突っ込むな!の声も・・・)

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しかし、最近の気候はちょっと変ですね。日本でも竜巻が生じたり、雹が降ったりと。映画"The Day After Tomorrow"のような感じも。どこか壊れてきているのでしょう、地球も。