2004年06月01日

ネタは尽きまじ

精神保健学の講義で、意味不明の事件が今後多発することを毎年予言しているが、年々そのとおりになってきてしまっている。講義のネタには事欠かない。

今日においては、小6の女子が同級生の首をカッターナイフで切って殺す事件、母親が高2の娘を10箇所刺しまくって自分も自殺を図るという事件、はたまた小5の女子が飛び降り自殺を図った事件、そして父親が21歳の娘に指を切断させた事件。なんだコレは!

どこか狂っている、この世も、そして教界も。ますます当たり前が当たり前でなくなっている状況。私もニッポンキリスト教と接触し始めて驚いたのは、健全な人が少ないこと。当たり前を当たり前にできる人があまりにも少ない・・・、とっとっと。これはもう前にも書きましたね。

北朝鮮から帰国されたお子さんたちは、おそらくこのようなニッポンに適応するのはかなり困難だろう。彼らには「主体思想」という屋台骨があるので、仮に洗脳されているにせよ、秩序を保っている。長幼の序とか、礼儀作法とか。よって現ニッポンの堕した様を知るようになれば、相当に葛藤を覚えるだろう。

クリスチャンの子供たちもおかしくなる子が多いが、親を見るとたいてい、物分りがよく、立派なキリスト教徒の振る舞いができる人である。しかしまともな子の親を見ると、しばしば物分りが悪く、しつけも頑固一徹に張り手も辞さない人が多い。しかるに聖書は何と言っているか:

 箴言3:11―わが子よ。主の懲らしめをないがしろにするな。その叱責をいとうな。

 箴言13:24―むちを控える者はその子を憎む者である。子を愛する者はつとめてこれを懲らしめる。

国の根幹は子供のしつけにある、が、今日真の愛が見失われて、偽りの砂糖まぶしの"愛"が蔓延っている。この甘さは実は親が自分に対して甘いからである。同じように牧師が信徒の顔色を伺い、牧会というサービス業を生業としているからである。ご機嫌取りのメッセージで、うちの信徒は○○人とか称して。

ここでもまた予言しよう:この世でも教界でも、ますます奇奇怪怪の事件が多発するであろう。しかも意味不明性を増し加えたものが・・・。

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BGMを変えました。Carol Owenの"Jesus I love you"です。