2004年06月05日

小6殺人事件(4)

チャペルのサーバがハッカーさんのアタックを受け、異常になっていました。ログを見ると頻繁に攻撃しているのですね。何が面白いのでしょうか?一応、ルータとファイアウォールを二重にして防御しているのですが。

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佐世保事件はネットがかなり大きなウエイトを占めていることは事実であるが、ネットが悪いわけではない。ネットは人の心の病理を拡大する。ネットに入れ込むと問題を起こすのではなく、問題があるからネットに入れ込むの方が多いだろう。彼女の掲示板に「苦汁、絶望、苦しみが私を支配する。それでも最後は起きあがるのもいいと思う」と書かれていたようだ。私など小6の頃は遊びほうけていたものだが。

リアルの人間関係が豊かであれば、あえてネットで刹那の慰めを求める必要もない。クリ系BBSでも、掲示板でのやり取りがマジになっている人がいることが怖い。相手が誰であるのか分からないまま、自分の本心を吐露したり、慰めや励ましを求めたりと、彼らの心はほとんどヴァーチャルとリアルが混同している。

しばしばネットに入れ込む人々は心の問題を抱えている。これは本人に会って一目見れば、特に目を見れば、その本質は露になる。主も人の目は心の窓であると言っているが、ネットでは目が見えない。相手の異常性が分からないまま、文字情報で判断することになる。きわめて危険であることは明白である。

今回の少女もどうも元々サディズム傾向を持っているようである。前に駐車場から男児を性器に傷をつけ裸で投げ落とした中学生の事件があったが、それと同類の匂いを覚える。被害女児が加害女児をネットで中傷して、それに対する反応で事件を起こしたというのは単なる言い訳に過ぎない。人は自分を正当化するためにはどのような歪曲の証言でもなす。ネットが彼女の病理を拡大したことは間違いないが。

今回の殺害の仕方の何か映画の一場面であるような感じといい、加害女児の「被害者に会って謝りたい」という言葉に、彼女の現実感覚の欠如を覚え、ある種の不気味さを覚えるが、皆さんはいかがであろう。