2004年09月11日

情報聖戦@NHK

NHKではアメリカとビン・ラディンの情報戦についての特集であった。イスラム内部もいわゆる正統派とビン・ラディン系のテロリスト系の間に相克が生まれているらしいが(TIME誌)、情報戦によってビン・ラディン系の影響力が強まっている。アメリカはアラビヤ諸国にアルファットというヒモ付きの放送局を作ったが、ほとんど信頼されていない。ビン・ラディン側はネットやDVDなどを有効に使い、若者をジハードへと駆り立てている、という内容。

前に書いたがアメリカの思考行動パタンは大脳の第三層によるもの。しかるにビン・ラディン側は第二層に訴える。どちらが優位かは自明である。この辺がアメリカの愚かさである。自分たちの方法が彼らにも通じると思い込む点。確かに日本では原爆を用いて去勢に成功したが、イスラムと言う最強のカルトにはまず通じまい。

現代は情報戦。どこに真実があるか分からない。しかしはっきり言えることは、人の血が流れ、人の肉が飛び散っていること。これだけは否定しようもない事実である。

その一方でニッポンキリスト教のクリスチャンたちは、のどかな神学論争によって互いに異端のレッテルを張り合って、個人預言を受けて、按手を受けて、恵まれる説教を聴いて、自分は神のVIPであると喜んで、聖霊の原爆が落ちることを待ち望んで、カウンセリングにサイコセラピー、アダルトチルドレンを演じて、インナーチャイルドの癒しを受けて、ビジネスマンとして成功する方法や人間関係を改善する方法を学んで・・・やれやれ。どこかおかしいと思いませんか?

911陰謀論

テレビ朝日の911の「7つの疑惑」は面白かったが、新しい情報はわずかだった。フロリダの小学校でのブッシュのおかしな行動、ペンタゴンに突っ込んだは757ではなく、軍用の無人機だったこと。これはエンジンの写真を秘匿している人がそれを公開したが、エンジンの直径は何と50-60cm。一部ではトマホークミサイルとも言われていた。

他はここでも紹介してきた情報や、田中氏の推測だけ。ただジョン・コールマンを表立って取り上げていたことは少々驚いた。例の「レッツロール」のウソも実証していた。つまり携帯は上空1万メートルからでは通信ができないこと。

クリスチャンの思考回路には、こういった政府の陰謀などに対して、政府を疑うとは神の立てた権威を損なうこと、陰謀は神のご計画に反すること、陰謀などは妄想である・・・といったパタンが刷り込まれており、ある種のタブーになっている。そこで思考停止するわけ。しかし聖書にすら、「ユダヤ人の陰謀」という言葉がある。自分は騙されていないと言う人は騙されている証拠。クリスチャンを欺くことはきわめて簡単である。

特にイスラエルに入れる込む人々は自分の預言解釈のフィルターを通してしか事象を見ることができず、ステレオタイプな反応をするが、陰謀があろうとなかろうと、神のご計画は着々と進展する。いずれにしろ、ケンディの暗殺などもに現れているとおり、「自由と平等の国」アメリカの暗部は深い。

http://www.kingdomfellowship.com/Column/flowing32.html