2004年09月12日

投影の病理

パラノイドの病理において投影と言う心理機制が重要な働きをしていることを述べた。実はこの投影は教界の中でもきわめて一般に見られる機制であるようだ。私はサイエンティストであって(霊的要因を考慮に入れますが)、自分自身をニッポンキリスト教における牧師とは思っていないし、なりたくもないのだが、どうも「牧師」の理想像を投影されてしまうことがある。

私は自由でいたいから、人々からのそのような投影にはほとんど応えないようにしている。つまり私に対する期待を感じたときにはそれには応えない。これを負い込むと第一に自由を奪われ、第二に本当の自分を見失う。

ニッポンキリスト教界で"一流の牧師"になるにはこの投影をうまく受け、それにソツなく応えることができる必要があるようだ。その時、誰からも尊敬される立派な牧師となれる。しかし私とは関わりのない世界。かくして今後も皆さんの期待は大いに裏切り続けますので、よろしくどうぞ^^。